バースデーカードにピザタイム!?英語保育園を展開する株式会社アライブの「ここで働きたい」多国籍職場に潜入!
外国人講師の離職率が高いと言われる英語教育業界で、10年以上勤務するスタッフが着実に増えている会社があると聞いたら……気になりますよね?
今回編集部が取材したのは、名古屋市内に英語の保育園・英会話スクール・学童・STEMスクールなど9拠点を展開する、株式会社アライブです。実はこちら、バースデーカードやピザタイムなど、感謝と絆を育む独自の仕掛けが職場にあふれているんです! 代表取締役社長・三井博美さんの「組織文化こそが教育の質をつくる」という哲学に迫りました。
■「ALIVE」の5文字に込めた、子どもと大人が共に育つ哲学
驚いたのは、2026年1月に刷新されたという5つの組織キーワードです。Adapt(しなやかな変化)、Lift Up(前向きに立ち上がる力)、Imagine(できる姿を想像する力)、Value(互いの価値を尊重する心)、Encourage(人と協力して支え合う力)——その頭文字はまさに「ALIVE」を形成しています。非認知能力の第一人者・中山芳一先生を顧問に迎え、社員の代表が話し合って生み出した言葉たちなのだそうです。「子どもたちに育てたい力と、大人の職場に必要な力は同じなんです。講師やスタッフの状態がそのまま子どもたちに伝わるので、大人が前向きに挑戦する姿を見せることが何より大切だと思っています」と三井さんは語ります。自己肯定感・共感力・挑戦する力といった非認知能力は、子どもだけでなく、チームで働く大人にとっても欠かせないものだと感じました。

■ バースデーカードにピザタイム!「感謝を言葉にする」文化づくり
英語教育業界では外国人講師の帰国や日本人スタッフの海外留学など、長期定着を難しくする要因が多くあります。「単に働きやすい職場を整えるだけでは、ここで働き続けたいとは思ってもらえない」——そう感じた三井さんが目指したのは、「ここで働きたいと思える組織文化」でした。
具体的な取り組みとして、誕生日にはバースデーカードとクオカードを贈り、「ここにいてくれてありがとう」という気持ちをきちんと言葉にする習慣を根付かせました。また、授業の準備日には全スタッフが集まる「ピザタイム」を実施。普段はスケジュールが合わずなかなか顔を合わせられないメンバーも、ピザを囲めば国籍・部署を越えた会話が自然と弾むのだとか!

■ スポーツ大会が生んだ「国境を越えた一体感」。10年以上続く講師の秘密
平日に実施する社員旅行やバーベキュー、スポーツ大会も、チームビルディングの大切な場となっています。なかでも印象的なのが、スポーツ大会での光景です。ゲームが始まると外国人スタッフが率先して声を上げ、最初は遠慮がちだった日本人スタッフの表情も、次第に笑顔へと変わっていくのだとか!「国籍の違いを越えて、チームとして一体感が生まれていく瞬間を見ることができて、本当に嬉しかったです」と三井さんは振り返ります。

さらに驚いたのは、旅行やバーベキューの場で、スタッフが自然と子どもたちの成長エピソードを語り合っていたことです。全員が教育という仕事に深い誇りを持っていることが伝わってきます。こうした文化の積み重ねが実を結び、英語教育業界では離職率が高いとされる外国人講師が10年以上勤務するケースが着実に増え、一度退職したスタッフが戻ってくることも多いそうです!

【取材を終えて】
「感謝を言葉にすること、同じ時間を共有すること、人の価値を認め合うこと」——三井さんの言葉は、取材が終わった後もずっと心に残りました。特別な制度や派手な福利厚生がなくても、日常のちいさな積み重ねが組織を強くし、子どもたちの学びの質まで変えていく。「こんな職場なら、ずっと働き続けたくなるのも納得!」——取材班が心からそう感じた、温かくて力強い現場でした。
【プロフィール】
三井博美 / 株式会社アライブ 代表取締役社長。
サンフランシスコ州立大学経営学部卒業。名古屋大学大学院法学研究科修了。メーカーやベンチャー企業の海外渉外部門を経てアジアで勤務後、2001年に株式会社アライブを創業。保育士の資格を持ち、名古屋市内で英語教育・非認知能力教育を展開している。
http://alive-co.com/